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火野正平
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今年の薔薇
Lyricist:ちあき哲也 Composer:鈴木キサブロー
深紅(あか)に黄に白に 薔薇が咲いた 今、おまえが霧の 水遣(や)る庭先に 俺は縁側の 籐椅子で 過ぎてしまう季節を どうもできなくて 爪を齧(かじ)る 命の限り知って 初めて沁みる ものがあるよ また鳴くツグミ 空の青 後(あと)に遺(のこ)す 女の傷(いた)ましさ 護(まも)っているからね いつもあの宙(そら)で たとえ瞳に 見えなくても 独りじゃないからね どんな時だって 駄目な亭主(やつ)でも 信じてほしい Find more lyrics at ※ Mojim.com
虫の喰った葉を 千切りながら ふと昔の浮気(こい)を おまえは冷やかした… したい放題に やって来て ボロは切りもないけど ごめん、来年は ここにいない… 膝掛けなんかいいよ それより永遠(とわ)に 焼き付けたい 食器を選ぶ 皿の音 今日のワイン ふたりの夕暮れを 黙っておくからね 千のありがとう 言えば心が 崩れるから 護(まも)っているからね いつもこの俺が それがせめても 最後のギフト
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